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遂にカテゴリー追加。
今日のお話はGAと並び、きゆづきさとこ先生の代表作といわれる「棺担ぎのクロ。懐中旅話」について。
ちなみに、「かいちゅうたびのわ」と読みます。

この作品は、GAとは異なり暗めなお話です。
ビジュアル的な部分もお話に合わせて、暗めな仕様になってます。
例えば、コマの外は全て黒になっていること。
徐々に暗転して行くコマの使い方とかですね。

棺担ぎというところ辺りから、なんとなく死生観の絡んでくるお話の雰囲気プンプンですね。
重くかつ深いお話です。
しかし、ただ重いだけではなく、ギャグを良い感じに挟んであり、読みやすい作品だと思います。
例えるなら、大人のメンタリティで読める絵本て感じですかね。

大人の絵本とは言わない私の意図を感じ取って下さいねw
大人の絵本て言うと、哲学的なイメージよりもいかがわしいイメージなので、そうは言わないのです。

はい、それは良いとして、加えて何かこう心に響くというかグッとくるエピソードも満載だったりします。
根底に黒く暗いイメージのあるので、その落差の大きさゆえ、余計心に響きます。

そして、カラーページにおける色遣いに定評のあるきゆづき先生ですが、「クロ」でもやはり素敵な色遣いです。


単行本は本屋さんだと芳文社のシリーズとして棚に並んでいると思います。
1冊800円オーバーと高めに感じられるかもしれませんが、それだけの価値のある1冊です。

「GA芸術科アートデザインクラス」は1から3巻まで、「棺担ぎのクロ。懐中旅話」は1,2巻発売中です。

お財布と相談しつつ、とりあえず1冊買ってみてはいかがでしょう。

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